10周年記念パーティー

3月20日、NPO法人あーるど設立10周年記念のパーティーをさせていただきました。

たくさんお世話になった方々をお誘いし、直接感謝の気持ちをお伝えしたかったのですが、年度末ということもあり当法人の利用者さんを中心にご案内させていただいた次第です。大学を出て間もなくの未熟者が想いだけで立ち上げた法人ですから、たくさんの方々のお支えなくして今のあーるどはありえません。この場を借りて、これまでお世話になった皆様に御礼申し上げます。

10年が怒涛のごとく過ぎ去って行きました。歯を食いしばりながら、数々の困難を仲間達と力を合わせてなんとか乗り越えてきました。子ども達が保護者さんの元で、また地域の中で育まれていけるようにと児童デイサービスから始めた事業が、10年経った今、成人の方の就労支援やグループホーム、強度行動障害のある方への地域生活支援へと広がって参りました。

地域生活の3点セットである、居住の場と、日中活動の場と、余暇活動の場を作り上げ、親亡き後の当事者さんを支えるためです。順序から行けば、当然親が先に亡くなっていくのです。「あーるどがあるから安心して先に逝ける」と数十年後に言ってもらえるような組織にしなければいけません。この想いは、10年経った今も何一つ変わっていません。

同時にこの10年で、社会が大きく様変わりしました。本当に最近は鬱々としてくるようなニュースばかりです。これは、第3次グローバリゼーションの行き詰まりにより、わが日本ばかりでなく世界中の先進国の経済が下りの時代に入ったことにその因を発し、加えて超少子高齢社会が本格到来するなかで、人々が磨耗している証拠でしょう。もちろん私もその一人に過ぎません。むしろ磨耗し過ぎている方かもしれません。

しかしながら、私は福祉事業を営む一法人の経営者としてだけでなく福祉家として、やはり社会のバランスをとるような持続可能な福祉実践の在り方を追求していく役割を背負っていると勝手に考えております。これは、大学時代の恩師から教えていただいた「地域で生きる」という理念を柱にこれまで活動してくる中で、この先も恒久的に当事者の仲間たちの幸せを守り続けていかなければならないと思うようになったからです。

社会がいろんな意味でバランスを崩していった時に、障害福祉はどうなるのだろうかということを考えていくと、鶏が先か卵が先かという話ではありますが、私は障害のある方に社会の中心にいていただくということが、社会のバランスと保つという意味でも極めて重要なのではないかと考えるのです。とすると、福祉は支援する側とされる側という二極的な形ではなく、共に生きていくため、社会を持続可能なものにするために必要な概念であると考えるようになりました。支援するつもりで始めた福祉は、実は自分達の福祉でもあったということです。私はこのことを福祉従事者以外の人にも伝えていかなければなりません。そういう意味で、経営者としての一面だけではなく、福祉家でなければなりません。

私は、大学時代の恩師や全国の諸先輩方の実践から、芸術文化を通じて障害のある方を社会の中心に統合していくという実践を学びました。これから障害のある方もない方も、地域の人が誰でも楽しめるような音楽活動の場を作れないかと思案しております。

そういったこともあり、また、ちょうど10周年という節目に、これからの活動の励みにしたいということで、青森県が誇るミュージシャンであります坂本サトルさんに記念ソングを創っていただくことになりました。坂本さんは、いつ寝ているのだろうと不思議に思うような忙しさの中で、当法人の事業所を丸一日かけて全て視察をしてくれました。私は、坂本さんのメロディーや歌唱力、演奏技術はもちろんのことながら、歌詞に魅了されてしまうのです。なぜ、あのように本質的な歌詞を書くことができるのか、今回記念ソングの作成を依頼したことでその理由がよくわかったのです。

障害福祉と一言で言えど、その主義主張や方法論が数多く存在する中で、あーるどの理念、福祉実践を的確に捉えるということは簡単なことではありません。この先永らく当法人を象徴する歌になるわけですから、歌詞の内容が法人理念と適合しているかどうかは極めて重要なのです。そういう意味での不安は当然あったのですが、坂本さんが現場をじっくりと視察し、子ども達に歌を歌ってくれたり、夜はスタッフや保護者さん達と交流しながら、じっくりと相手のことを知ろうとするそのパーソナリティを目の当たりにして、最後までこの人の全てを信じようという気持ちになりました。

完成した歌を聴いた時には、感動して涙をこらえるのが大変でした。まさにあーるどの理念とこれまでの歩み、これからの歩みを歌にしていただいたのだと感激しました。

明日からまた次のサイクルが始まります。あーるどだけでなく、精一杯地域の皆さんのお役に立ちながら、磨耗し切ることなく仲間たちと活動を続けて参りたいと思います。これまで以上に温かいご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

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【歌詞】(タイトルは未定、歌は秋までにホームページトップに掲載予定)

君の話を聞いている 途方もない話さ
雲を掴むような けれど胸が高鳴る
愛し愛され生きる 誰もが夢見るけど
生きていくって事は うまくいかない日々の連続だ

青い森に広がる新しい世界を
歩き始めたなら あとは進むだけ

春を待ちわびながら 夏を刻みながら
君がいる毎日に そっと灯る光になるよ
秋をかみしめながら 冬をいたわりながら
やわらかく 丁寧に
いつの間にか夢がかなうように

白と黒 上と下と どちらか決めなくていい
窮屈は知らぬ間に 自分で作り出してた

君が知らなかった新しい世界が
ほらすぐ隣で 「ここにあるよ」と光ってる

春を待ちわびながら 夏を刻みながら
君がいる毎日に そっと灯る光になるよ
秋をかみしめながら 冬をいたわりながら
やわらかく 丁寧に
いつの間にか夢がかなうように

春を待ちわびながら 冬をいたわりながら
やわらかく 丁寧に
いつの間にか夢がかなうように

おおそーじ

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どんだけ画素数低いねん!ていう幼馴染の携帯。

今日の大掃除の最中に5回くらい落としてたからレンズにキズでもついたのかな。

今日は施設の大掃除。

児童は春休みで朝から子供達が来ており、スタッフ達が忙しいので、事務局の幼馴染と2人で大掃除をすることに。

ほんとは、こういうのはたくさんのスタッフでやりたいところ。しかし、怒涛の3月は待ってはくれないのである。

ほんと年度末スタッフたちよく頑張ってくれた。怒涛だった。10周年を機にいろいろ我が身を振り返ることもできた。これからはもっともっと自省を増やしていかないといけない周期にはいる。

次回の10周年パーティーのご報告を最後に、ブログをやめることにしました。休んだり再開したり、やめたりで申し訳ございません。

Facebookの方ではちらほらと情報発信をしておりますので、あーるどFacebookの方よろしくお願いいたします。